VICTORIA CONCORDIA CRESCIT ~Arsenal blog ~

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日本 vs 韓国

日本 1 - 3 韓国


PKのもらい方にしても、両チームの質を表していた。

日本の唯一の得点は、セットプレーの競り合いから闘莉王が倒されて得たPKだった。流れから点を取れない日本らしいPKのもらい方である。このPKは遠藤が冷静に沈め、幸先良く日本が先制する。
しかし、日本のリードもつかの間、33分に今度は内田が自陣ペナルティエリア内で相手を倒しPKを献上。これをイ・ドングがきっちりと決めて同点とし、たちまち勝負は振り出しに戻った。
韓国に与えられたPKは日本のそれとは異なり、相手陣内にドリブルで突っかけたことから生まれた。ドリブルでペナルティエリアに侵入するということは、DFにとってはファールを犯せない状況にあるため、必然的に攻撃側が有利になる。加えてこの時のマッチアップは内田。フィジカル勝負にはほとんど勝算が無い。フィジカルが劣っているDFは、どうしても足だけでいってしまうことが多い。この二つがあいまって、韓国はPKを得た。現在の日本代表では、同じようなPKのもらい方は何試合こなしてもお目にかかれないだろう。
この日の韓国は、ロングボールをFWに当て、素早くDFラインを引き上げてきた。一方、日本はラインが低く、特にバイタルエリアでの守備が非常に緩かった。PK献上の前にも、相手陣内からのロングボールがバイタルエリアに飛んだにもかかわらず、誰も競りに行かなかった結果相手にボールを拾われ、押し込まれてしまい、これがPK献上の遠因となった。

そしてこの、バイタルエリアでの守備の緩さを突かれ、今度は韓国に逆転を許す。39分、イ・スンヨルが放ったシュートは、中澤の背中に当たって軌道が変わり、楢崎の守るゴールに吸い込まれた。
思い出されるは昨年9月のオランダ戦。日本の1失点目は、スナイデルの右足から放たれたミドルシュートだった。
距離はオランダ戦の方が短かったとはいえ、オランダ戦後第一に挙げられた課題は「ディフェンス時の寄せ」。あれから5ヶ月を経過し、状況は一向に改善されていない。それどころか、CBの数の余り具合からして、あの時よりも悪くなっているようにすら見える。

立て続けの失点で意気消沈する日本を、さらなるピンチが襲う。41分、FKでのポジション取りの際に倒された闘莉王が、相手に蹴りを入れ退場。この行為に関しては、愚行としか言いようが無い。その判定後、韓国の選手がガッツポーズをしていたところを見ると、彼の性格を把握されていたのかもしれない。一番冷静さを求められるCBの選手があの様では、W杯では落ち着いて観ていられる試合など望めないだろう。

前半終了まで稲本の位置を下げてしのいだ日本は、大久保に代わって入った香川を下げ、後半頭から岩政を投入。しかし、控え組と先発組で明確な線引きをする岡田監督のやり方が完全に裏目に出てしまう。岩政と中澤のコンビネーションは、一言で言えば最悪の出来だった。
それを象徴するシーンが後半25分、韓国の勝利を決定付ける3失点目の場面である。
左サイドを崩され、スルーパスが通される前の時点で、日本は3対4の数的優位を作っていた。しかし、実際には、中澤と岩政が二人で一つのゾーンを守ってしまっていたため、数的優位とは呼べない状況になっていたのだ。本来なら、どちらか一方はもう一つ低い位置にいるか、チェックしなければいけない場面だっただろう。この失点は明らかにDFラインの連携不足によるものだった。
決定的な3点目が入り吹っ切れたのか、日本はやっと攻撃が形になり始める。サイドバックの二人が常に高い位置を取ることによって、サイドの高い位置に起点を作り、よりシンプルにボールをつなげるようになったからである。試合開始時は、4-4-2の中盤ボックス型のような布陣だったが、そうなるとサイドの人数が少なく、サイドバックの負担が大きくなりすぎてしまう。大久保と中村は中に入ってきてしまうので、サイドに起点を作ることはできない。この選手の配置は完全にサイド攻撃には不向きである。したがって、サイドに起点を作るというコンセプトが、サイドバックがウイング化することによって機能しだしたのは当然といえば当然だ。

それでも、韓国を崩しきることはできなかった。
韓国の選手はスペースを見つけるのがうまく、そこに入り込むタイミングも良かったのに対し、日本の選手は低い位置で見方がボールを持っても、相手の背後に隠れてしまってうまく顔を出せていなかった。動いているのは前線の選手だが、ポストプレーヤーもいないのに、ロングボールなど通るはずもない。下から繋いで崩すという意図はほとんど感じられなかった。日本代表は、明らかに連動性・合理性を欠いていたのである。
日本の選手たちの動きはまさに、「ポジショニングの悪さを走りでカバーするという悪循環」の典型である。韓国の攻めには効率の良さが見て取れたが、日本代表は、特に前半のそれは簡単にできることをわざわざ難しくやる、効率の悪い攻めを繰り返していた。
初制覇を掲げて臨んだ東アジア選手権。
終わってみれば、誰もが日本代表のパフォーマンスに疑いを禁じえない試合内容だった。

「課題が多すぎて、とても間に合いそうにない。」
本大会を4ヶ月前に控えたこの時期、日本代表の現状は冬休み前の大学生のようだ。
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  1. 2010/02/17(水) 23:44:26|
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