VICTORIA CONCORDIA CRESCIT ~Arsenal blog ~

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クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)
(2006/06)
横山 秀夫

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読み終わりました。

イイ!始まりのもたつきと、終わりの詰め詰め感を除けば、展開の的確さ、人物間の心理描写、言外の表現一つ一つをしっかりと感じ取れました。
中でも、最後の方で、日航で関わってきた記者や編集者たちに主人公、悠木が引き止められるシーンは、かなり感動しました。おいおい、熱いなぁみんな!とか思いながら読んじゃいましたよ。笑

この事件について調べていたとき、作中にも出てくる、犠牲者の会社員がのこした遺書の元素材を目にしました。途端に胸が張り裂けそうになりました。


マリコ
津慶
千代子
どうか仲良くがんばってママをたすけて下さい。
パパは本当に残念だ きっと助かるまい
原因は分らない
今5分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様たすけて下さい

きのうみんなと食事したのが最后とは
何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりたのんだぞ

ママこんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達のことをよろしくたのむ
今6時半だ
飛行機はまわりながら急速に降下中だ
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している

この下に、現物の写真が載っているのですが、もうなんと言ってよいやら。
もちろん、なんと形容しようと、これは僕ら「部外者」の野次馬根性でしかないですが、胸が締め付けられますね。
この未曾有の大事故を前に、全権デスクを任された遊軍記者・悠木と、それをとりまく記者や幹部、社長の、見え隠れするそれぞれの野心や虚栄が入り混じり、ハイテンポで物語りは進んでいく。
序盤で出てきたある少女が、物語の終盤を大きく動かすのですが、この彼女の問いかけにも、一種の問題提起のようなものも感じられました。
それは、上毛新聞の記者をやっていた著者自身が、その昔に感じたことそのものなんではないか、なんて思います。
最近トリックものばかり読んでいる僕としてみれば、このような小説でここまで感じ入るのは久しぶりのことでした。トリックなしでも十分先を読みたくなるような小説です。
それもこれも、テーマがテーマだからなんでしょうが、妙に感情移入してしまいました。

しかし、決して「面白い」小説とは言ってはいけないと僕は感じました。

沈まぬ太陽もそっちの方ですよね。いずれにしても、読み応えもあるし、読みやすいです。
どうぞよろしくお願いします。
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  1. 2009/12/26(土) 03:25:43|
  2. 未分類
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  4. | コメント:1
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こんにちは。同じ本の感想記事を
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お気軽にどうぞ。
  1. 2010/07/18(日) 01:27:22 |
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  3. 藍色 #-
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クライマーズ・ハイ 横山秀夫

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  1. 2010/07/18(日) 00:26:13 |
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