VICTORIA CONCORDIA CRESCIT ~Arsenal blog ~

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殺人症候群

お久しぶりです。
今回は、症候群三部作のラスト、殺人症候群を紹介します。




いやぁ、面白いこれ!貫井さんの作品の中でも三本の指に入りますなぁ!
まずなにより、社会における理不尽な問題を提起することによって感情移入を促進してるので、取っつき易く読みやすいです。しかも僕の知るかぎりでは、サブキャラの過去は実際名古屋で起きた事件をもじっていると思います。その事件を知っていただけに、僕はより感情移入してしまいましたね。


それと、この小説、さらーっとトリックが仕掛けられています。それが判明するタイミングもとても良かった。ちょっと疲れてくるあたりに給水所があって、スパートをかけるには最適でした。




ちょっとモヤッとしたのが仕事人達の働きっぷりかなぁと。今回は彼にしてやられた、噛ませ犬みたいになってました。笑


貫井さん、けっこうエグい描写をスラスラっと描いちゃうんですよね。だからこっちもスラスラっと読んじゃうんですけど、よく想像したら気持ち悪いなぁみたいなとこもあります。



しかしまぁ、全体の構成としては本当に面白かったです。ちょっと法学に興味が出ちゃいましたよ、僕。なにしろ実際にこんな理不尽なことって世にあふれてるでしょうからね。
正義というのは人によって違ってしまうんだなと改めて感じました。誰が間違っているなんて、一概には言えなくて、本人や似たような境遇にいる人じゃないとわからないことが絶対にある。それを部外者が批判したりすることは、本来受け入れられるのはおかしいわけで、正論が常に一定なんてことはないわけですね。日頃、ニュースなんかで「犯人は間違っていますね」とか「頭がおかしいんじゃないか」とかってもっともらしく言ってる人がいますけど、それは真実なんでしょうか。そう語る人間が、犯人と同じ状況に置かれた時、同じ行動を100%取らないという保証はどこにも存在しないわけですよね。テーマがテーマなだけに、様々なことを考えさせられる作品でした。



三部作だからといって、殺人症候群から読んでもわからないなんてことはないんで、店頭で見かけたらぜひ読んでみて下さい。



見かけがちょっとひるむような分厚さですが、読破するのにさほど苦労はしないと感じます。是非とも共感していただきたいです。


ちなみに読後感はめちゃめちゃ悪いですよ。笑
けど悪いからこそ意味がある、ここでハッピーエンドだったらしばくぞってくらいの内容なんで、そこがまたいいと感じるんじゃないかと思います。



これはかなーりオススメです!
殺人症候群 (双葉文庫)殺人症候群 (双葉文庫)
(2005/06)
貫井 徳郎

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  1. 2009/06/23(火) 15:40:01|
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