VICTORIA CONCORDIA CRESCIT ~Arsenal blog ~

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【フランス戦振り返り】 勝っただけの試合

敵地でフランスを下した日本。日本中が大喜びといった感じですが、冷静に。

まず、正直僕はショッキングでした。あれほどまでに日本のポゼッションが通用しないとは…。
もちろんスタット・ドゥ・フランスのピッチがかなりスリッピーだったのもありますが、フィジカルであれほどまでにポゼッションを抹殺されるとは思いもよりませんでした。
おそらくフランスは、立ち上がり10~20分は激しくプレスをかけ、日本に精神的なプレッシャーをかけようとしていたと思われます。
強烈なプレスに日本はタジタジ。フランスの思惑通り、日本の選手たちは足元へのパスが極端に減り、簡単に言えばかなりビビったようなプレーに終始してしまいました。

また、さらなる誤算はハーフナーに全くと言っていいほどボールが収まらなかったこと。
彼は長所を全く出すことができず、日本はラインを上げる時間を稼げなくなってしまいました。そうなると、前線にボールが行っても選手たちが上がる時間が稼げないわけですから、必然的に攻撃の枚数が足らず、フィジカルで潰されてボールロスト。中途半端なディフェンスラインのままハーフカウンターを食らうという感じで、前半のほとんどをフランスに支配されてしまいました。
本田がいるとその部分はわりと解消される部分はあるかと思われますが、とにかく体を張ってボールを前線に留めるというのが大前提のこの布陣で、あのボールロストの多さでは決定的な形は作れないかなという感じでした。

それから気になったのは、長谷部のコンディションです。
試合勘とか言われてますが、正直今の彼は代表レベルではない気がします。キャプテンだからとはいえ、クラブでベンチにも入っていない選手が代表で定位置を確保している現状には首をかしげざるをえませんね。
この試合では、パスミスが多すぎて攻撃の組み立てにも支障をきたしていましたし、判断の遅さも若干気になりました。

それにしても、あそこまで押し込まれるか…。もっとやれると思ったんだけどなぁ。
フィジカルの差もありましたが、あれほどまでに歯が立たないというか、主にディフェンス面で走らされるとは思っていませんでした。
それは攻撃が全く機能しなかったことに起因しますが、いくらなんでも個人技で翻弄されすぎではないかと。。
あの感じではブラジル戦、相当きついのではないでしょうか。アジア勢にめっぽう強いブラジルですからね、そこらへんは個人技対策を徹底的にやっていく必要があるんじゃないでしょうか。

リベリに対して二枚で行って、ある程度自由を奪うことに成功していたので、この守り方はかなり有効。ですが、ブラジルにはネイマールもハルクもオスカルもといった感じで、個人技のうまい選手がたくさんいますからね。

この試合でポジティブだったのは、守備的な選手を入れて守り切ったのではなく、攻撃的な選手を前線に配置して零封したことです。
これまでの日本代表、とりわけ2010年のワールドカップでは、守備専門の選手を布陣に組み込んで、相当守備偏重型の布陣でぎりぎり守りきるというのが普通でした。
しかし、今回の布陣は攻撃と守備ではバランスがとれていた、むしろ選手たちを見ると攻撃の得意な選手がほとんどでしたよね。
かなり危ない場面は作られたものの、それでも守り切れたところに日本の成長があるのではないかと思います。
というのも、守備専門の選手を配置して守るのと、攻撃的な選手に守備のタスクをも担わせて守るのとでは、戦術的な面でまったく意味が変わってくるからです。

今までの守備専門選手を置く布陣は、あくまで失点しないことに重きを置いています。いわゆる堅守速攻型のチームですが、これでは守備に大半の時間を割かれ、試合の主導権は最初から相手が握っていることになります。
強豪相手にこれをやるのは、戦術として間違ってはいないかもしれません。しかし、この守り方は分業的であり、チームとしての完成度を考えると、かなり付け焼刃のような戦術になります。
とりわけフィジカルで押されやすい日本代表にとって、深い位置で守り続けるのは自殺行為です。

そうではなくて、ボールを扱う位置を高く設定し、奪われても自陣ゴールまでの距離を長くすること。それによって、相手に決定機を作られる前にボールを奪う、失点を予防する守備が重要で、現在の日本が目指しているのはその形です。
明確なゴールゲッターがいなかったり、決定力のあるストライカーがいなかったりする場合、より多くのチャンスを作り出すことが得点に近づく一番の近道です。

堅守速攻の大前提にあるのは、強固な守備だけでなく、1つのチャンスを確実にものにする決定力ですから、これまでの日本では守れても得点できない、いつまでたっても勝てないサッカーをしがちだったのです。
現在のサッカーは、得点を奪うために多くのチャンスを作ることに重きが置かれています。その際に今度は、いかに守るかが課題になってくるわけですが、今回の試合では、それが100%ではないにせようまく機能していたといった感じです。
守備専門の選手を置く守り方と違い、攻撃的な選手に守備のタスクも負わせる守備は、選手個々の守備力だけでなく、ポジショニングで守る、実に戦術的な守り方です。
つまり、相手のボールホルダーが味方にパスしづらい状況を作るということで、これがうまくいくと、守備専門の選手がいなくても、ある程度守れるようになります。
フランス戦で失点しなかったのは運の良さもありますが、守り方の面ですこしポジティブな面が見られたのはよかったですね。

ですが、重要なのは次やっても同じ結果になるかどうか、つまり再現性のある試合だったかどうかですから、それを考えるとまだまだ改善の余地は大いにあります。とりわけ攻撃方法に関して。

なんでもそうですが、1度だけ良いプレーをすることや、1度だけ成功するのは、個々のクオリティには関係ありません。要因が運かもしれないし、奇跡かもしれないからです。
一番肝心なのは、そのパフォーマンスや結果を継続することで、それができて初めて実力と言えるんじゃないかなと思います。

ですから、アウェーで自分たちの本当の実力を痛感したのは、日本代表にとってとても大きな収穫だったのではないでしょうか。
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  1. 2012/10/14(日) 20:12:56|
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まとめ【【フランス戦振り返り】

敵地でフランスを下した日本。日本中が大喜びといった感じですが、冷静に。まず、正直僕はショッキングで
  1. 2012/11/23(金) 08:49:41 |
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