昨日、就労ビザの関係で帰国していた宮市亮選手が再び渡英しました。
リバプール戦でのデビューが期待されますが、フライトのことを考えるとベンチがやっとでしょうか。
当たり前のことですが、彼に期待しすぎるのはよくありません。いかに上手いといえど、彼はまだティーンエイジャーですからね。それにプレミアも初めて。馴染むのに苦労すると言われるリーグなわけで、いきなり大活躍は難しいですし、それができても持続するかは別問題です。
どうか冷静に見守りましょう。彼はまだ完成してない選手なのですから。
という前置きを踏まえて、僕は皆さん同様、宮市にとても期待しています。単に速いだけじゃなく、しっかりと足下の技術もあり、クロスも正確です。
何より、ドリブルが日本人離れしている。
右足でまたいだあとの一歩目の速さ、ボールを動かす幅。彼は完全に自分の間合いを持っています。
また、ヴェンゲルが評価するのは、ドリブルやクロスでなく、彼の献身性です。チェイシングを怠らず、体を張ってファーストディフェンスに入る姿勢は、今までのドリブラーになかったタイプです。
さらに、彼に一番期待させる要因は、彼の言葉の中にあります。
「観てる人が楽しくなるようなプレーがしたい」
フットボールはショービズです。金を払って観にいくのですから、サポーターを楽しませなければならないわけです。普通にプレーして普通に勝っても、物足りないのです。少なくともプロは、それではいけない。
だからこそ、宮市の発言は魅力的なわけです。
あの歳にして、それを理解している。
さすがはアーセナルの、アーセンが見込んだ選手です。
日本人の口から「楽しませる」を聞いたのは松井大輔選手以来です。
宮市くん、すっかりファンになってしまいました。
日本の未来をしょって立つ世代。
頑張れ、宮市!
スポンサーサイト
- 2011/08/19(金) 19:11:17|
- アーセナル
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0