VICTORIA CONCORDIA CRESCIT ~Arsenal blog ~

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ユナイテッドvsアーセナル

マンチェスター・ユナイテッド 1 - 0 アーセナル


まずはユナイテッドに敬意を表したい。愛するチームの敗戦は受け入れがたいが、敵ながらあっぱれという出来だった。

ユナイテッドは4-3-3。GKはファンデルサール、右からラファエウ、リオ、ヴィディッチ、エヴラ。中盤は3枚、低めの位置にフレッチャー、キャリックと構え、トップ下にアンデルソンを起用。これが大きな役割を担う。
3トップは左にパク、センターにルーニー、右にはナニが入った。


対するアウェイのアーセナルは、先発にどういうわけかPL初先発のポーランド人、ヴォイチョフ・シュチェスニーが名を連ねた。


布陣はこちらも4-3-3。右からサニャ、スキラッチ、コシェルニー、クリシ。中盤はソングとウィルシャーがダブルボランチ、トップ下にロシツキーが入り、3トップにはナスリ、シャマフ、アルシャヴィンが入った。

立ち上がりからユナイテッドがボールを支配し、アーセナルは守備重視の入り方をする。ナスリが数日前に語っていた通り、今季のアーセナルはアウェイでは守備的なシフトをしているようで、今回の試合でもそれが踏襲された。


両チーム共にラインを高く保ち、中盤での激しいプレスの応酬が続く。ユナイテッドはルーニーが、アーセナルはシャマフがシュートを放つが、共に精彩を欠いた。
20分過ぎから、次第にアーセナルの面々にも余裕が出始め、ボールをキープできるようになってくるものの、ところどころでミスが目立ち、うまくチャンスにつなげられない。4DFの間をキャリックとフレッチャーがしっかりと塞ぎ、徹底的に裏への抜け出しを許さないユナイテッドの守備に、アーセナルは決定機を迎えられない。プレスの応酬は続いていたが、その中でも効果的にボールを繋いだのはホームチームの方だった。
それでも、21分にナニがダイレクトで放った決定的なボレー以外で目立った好機はなく、一進一退の攻防が続く。ここまでは集中していたアーセナルだったが、段々と中盤が空き始め、良くない慣れが生じ始める。
ユナイテッドは取ったらすぐルーニーへという一連の流れで攻めていたのだが、その時に一役買うのが今日のキーマン、アンデルソンである。
この日トップ下に入ったブラジリアンは、フィジカルコンタクトに難のあるアーセナルの中盤(ロシ、ジャック、ソング)を相手に、わりと簡単にボールをキープし、自分の時間を作った。
この、ルーニーの一つ手前にボールの収まりどころを作ることこそ、ファーギーの真の狙いである。

今シーズン、アーセナルの中盤はいつにも増して守備が緩慢であり、それは選手たちも自覚している部分なのだが、その理由としてウィルシャーがダブルボランチの一角を担っていることがあげられる。彼は攻撃時のポテンシャルは計り知れないものがあるが、守備時には相手との距離を空けすぎる傾向がある。スピードがあれば別だが、彼にはそれがないため、マークしている相手にパスが通った際にうまく対処できなくなってしまう。これは今日の試合でも散見された、現時点での彼の弱点である。


その緩いスペースに、キープ力もあってパスも出せる、フィジカル勝負にも屈しないアンデルソンを置いたのである。さらに、ソングの攻撃参加を増やすことで相手をペナルティーエリアに張り付けるようにして攻撃する今季のアーセナルのスタイルを、相手の喉元に優れたキープ力を持つ危険な選手を置くことで封じ込めた。同時に、ルーニーが自由に動き回ることが可能になった。


アンデルソンを経由してルーニーを使う、サイドに振る、そのまま持ち込むなど、ユナイテッドには複数の選択肢があり、そのどれもが併用可能な状態だった。前線の3人はポジションチェンジを繰り返し、出しどころを作り出す。



そして、その選択肢の中からゴールは生まれる。
右サイドでパスを受けたナニは、ドリブルでペナルティエリアまでクリシを下げさせると、そこから中央にクロス。クリシはなんとか足に当てるも、ボールは中央へ。そのボールに走りこんだパクが合わせ、かするようにして当たったボールはシュチェスニーの頭上を越えてネットに吸い込まれた。


このゴールはかなり事故的な要素が強いものの、右サイドに展開された段階で勝負はあった。ああいった、サイドへのパスを簡単に通させ、尚且つドリブルにすぐ入れるほどの距離をとってしまうと、ユナイテッドにはどんなことだってできる。
ここにも中盤での守備の緩さが出ている。これを改善しない限り、アーセナルは2強相手には絶対に勝つことができないだろう。

アーセナルは前半を無失点で切り抜け、後半の深い時間にセスク、ロビン、テオを投入して一気にかたをつけるという青写真が脆くも崩れ去り、沈黙のまま前半を折り返す。


後半も立ち上がりはユナイテッドがポゼッションするが、徐々にアーセナルがペースを握り始める。
というのも、ユナイテッドはリードを奪った段階でカウンターサッカーに切り替え、相手が前掛かりになるのを待っていたからである。


アーセナルの、この日最大のチャンスは55分、好調ナスリがペナルティーエリア左でリオを翻弄し、シュート。キーパーが弾いたボールに一瞬遅れてシャマフが飛び込むも、寸前でヴィディッチに跳ね返された。


試合はハンドボールのように、相手ペナルティーエリアを囲んでアーセナルがパスを回し隙を伺ったが、ユナイテッド守備陣は一切綻びを見せなかった。


63分にはウィルシャー、ロシツキに代えてファン・ペルシ、ファブレガスを投入するも、ともに流れに入り切れず。


13分後にはアルシャヴィンに代えてウォルコットを投入し、さらに攻撃に枚数をかけるが、最後まで赤い壁に穴をあけることはかなわなかった。



72分には不可解な判定でクリシがPKを献上するも、ルーニーが大きく枠を外し、結果は1-0。



あまりに呆気ない結果だが、妥当な結果だと言えるだろう。アーセナルは守備の不安感も、攻撃の中途半端さも改善されていなかった。



全力を出し切れていなかったという印象が強い。アーセナルの選手は試合開始直後から萎縮し、90分を通して、自信を持っているようにはほとんど見えなかった。



試合中はアーセナルが頂点、ユナイテッドはチャレンジャーだったはずだが、アーセナルは堂々たる闘いをしているようには見えず、時折なげやりなプレーが目立った。
例え失点していなくても、勝利することは出来なかったことになる。やはり現在のアーセナルの問題点は、攻撃にあるんじゃないだろうか。




しかし、まだ2位である。この試合はピッチの影響もあってあまり技術的には面白い試合ではなかったが、負けは負け。切り替えて、ストーク、チェルシーを敗ることを考えるべきである。

シュチェスニーはなかなかの出来だった。序盤はキックがうまくいかなかったが、冷静なプレーぶりには期待させられるものがあった。

なかなかイニシアチブを握れなかった中盤に目を向けると、相手は3選手ともにフィジカルが平均以上であるのに対し、アーセナルはロシツキ、ウィルシャーの両名のフィジカルが気になるところである。そこが2強との差だ。技術以前に、発揮するフィジカルがない。



途中交代の選手には、さらなる奮起を促したい。交代出場から結果を出した選手は、最近ほとんどないからだ。

中でも今日のファブレガスは、目を覆いたくなるような出来だった。あれならベントナーを使う方が賢明だったように思える。



結局、アーセナルは2強に勝てなかった。



エヴラの言葉を否定するためには、勝ち続けなくてはいけない。


アーセナルは、またしてもその機会を逸してしまった。
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  1. 2010/12/14(火) 14:07:01|
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